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ものつくりの授業のページ・・・もっとくわしく

 火おこしの授業 ・・1時間

 @子どもたちの感想 
      「火を起こすのが、最初はむずかしいと思ったけれど、
       火が着いたら、ものすごくうれしかった。
       いったい大昔の人たちは、どうやって火を発明したのか、とても不思議です」
                                さちこさん(小5)

 Aねらい
      ・火を作ることの楽しさ、大変さを体験する。
      ・昔の人々が、火をどんなふうに使ったか想像するきっかけとする。

 B準備
      ・先生が模範演技をできるようにしておく。(百発百中)
      ・舞切り式火おこし器、班に1台ずつ。(理想は3人に1台)
      ・火切りうすが大事。火切りうすは消耗品なので、作るか購入する.
      ・かんなくずを入れる竹を半分割った物が必要。
      ・かんなくずを大きなゴミ袋に半分ぐらい用意する。
      ・かんなくずは、材木屋さんで、廃棄するものをもらってくる。
      ・体験する場所は、昇降口を出たところのコンクリートのたたきなどの平らで、
       風が吹き抜けないところがいい

 C注意・ポイント
      ・1時間だと全員が着くまでいかないので、できれば2時間あるといい。
      ・煙がすごく出るので、火災報知機に注意。(屋内ではやらない)
      ・外の場合は、車の近くでやらない。
      ・煙の苦手な子(ぜんそくなど)にも注意する
      ・机間巡視のように、ぜひ回ってあげながら手助けをする。
      ・炎まで行って火が付いたら、グループごとにデジカメで記念写真を。

 D火の起こし方
     

種火づくり

回転させる。力ではなく、手首を柔らかくスピードを上げて

種火ができた!

親指の先の大きさの黒い木くずの塊ができれば種火ができる

そっとのせる

かんなくず(写真では麻ひも)の上に、あせらずゆっくりのせる

息を吹きかける

優しく長く息を吹く涙が出る位、煙が出たら炎になります。
















 大画面・あるいはYoutubeでも、どうぞ。
   http://www.youtube.com/watch?v=_uwr4P7HEhg


 E授業の流れ
分  発問  子どもの活動  教具・資料 
 10分








































35分







5分
 今日は火を起こしてみようね。
うん、起こせるよ。
ただし、すごく大事な注意があるよ。
絶対に、火を起こした後、余計なものを燃やしたりして火遊びはしない。
もしそういう人が出たら、二度と実験はできなくなるからお互いに注意しあうんだよ。

じゃあ、まず先生が、模範にやってみるよ
これが、火おこし器。
これを火切り板の上にのせて、コマみたいに
回すんだよ
こつはね、腕や肩に力を入れすぎないこと
こうやって回します
(火おこし器を取出し、火を起こす)

〜(煙が出てくる)
ここからが大事。
まだまだ火種としては小さいから、こういう
黒い固まりが親指の先ぐらいの大きさまでがんばる。疲れたら、交代してもらって、休まずに固まりを作る。・・・・そうすると、こうやって

・・・・・・そうそう火が、見えるでしょう?
そうしたら、あわてず、この上にのせる。
大丈夫、ゆっくり
そうして優しく長くふぅ〜〜って吹くと・・・・
(1分ほどすると)
(突然ボッと火がつく)


はい、はいありがとう。涙が出るくらい煙が出たら、そうしたら火ができるよ。
じゃあ、やってみようか。
まだ説明するから待ってて。
順番に渡すから・・・・。
できた火は、ずっと燃やし続けると、全部燃えちゃって、何回も試せなくなっちゃうから、竹の上に火切り板を載せて、一回火を消してください。
そしたら、また使えます。
じゃあ、グループで一台ずつ持って行ってやってごらん。

(グループを回ってアドバイスする)
(アドバイスのポイントは
 コマが回せない→力の入りすぎなので力を抜く
 コマが止まる→下に押したらすぐ力を抜く
 削りかすが出ない→力が弱いので向かい合って          二人で協力する
 火種がすぐ消える→火種をもっと大きくする
 火種が炎にならない→長く吹く。息が続かなけ           れば友達と交代で 

(チャイム5分前には終わりにし、後片付け。
 少しでも燃えたカスのかんなくずは土の上にあ けて水をかけておく)

*次の時間に感想を書いてもらう
・火を起こせるの?
・え〜




・わかった


・できるの?
・すごい
・やってみて
・オレやったことあるよ 



・うわ〜、けむりが出てきた




・わ〜火が見える!!

・あっ、消えそうじゃない?


・すごいぼうぼうの煙だ!
・目が痛くなる。涙が出るよ
・あっ!!!!火だ!!!
(自然と拍手)


・やりたい
・やりたい
・もう持っていい?






グループごとに火おこしを
始める
 場所は
 外で風が無い所
 コンクリートの上が いい



準備するもの
・火おこし器
 (舞切り式のコマ 火切り板、竹を割 った物)
(このセットを一班に 1台)
・かんなくず
・火おこし器用の紐
 (切れた時)
・記念写真用カメラ
・バケツに水
































*注意:
火おこし器は子どもたちの見える場所には置かない。
見えるところにあればいつでも火起こしを始めてしまうので資料室にしまってください。


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人間の歴史の授業を創る会

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