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教材・教具紹介・・・授業で使ってみませんか?


春の季節の教材準備を始めましょう。

4月、春です。新学期が始まりました。(4月10日)
社会科の教材として、春にしかできない準備があります。
そろそろ始めませんか? 
代表的なものが、米の栽培、綿花の栽培、蚕の飼育です。
栽培日記を連載しますので、ぜひ、今から準備を始めましょう。
入手方法から紹介しますので、もしよろしかったらご一緒にどうぞ。




















下にのせた教材・教具の写真を、授業で使えるように、
拡大コーナーを設けました。
下の拡大鏡イラストからどうぞ。
印刷もできるようにしてあります。
(ただし、授業用に絞りました。拡大できるものはリンク先のページに、目次一覧にしました)

kakudaikyou


  人気教具紹介・・・・会で作り販売もしています。

火おこし器 (参照:火おこしの授業)

会で30年近く使われ続けている火おこし器です。
手伝う大人がいれば、小学校2年生からでも火を起こせます。
歴史の授業はもちろん、キャンプファイヤー、
理科のエネルギーの分野でも、使えます。
授業で先生が火を起こしてみれば、わんぱく生徒たちは、
その瞬間から尊敬の眼差しであなたを見ることでしょう。
子どもたちの集中力と笑顔を作ってきた,
この火おこし器をおすすめします。
会で販売をしているのでご連絡ください。購入はこちら

動画で、火の起こし方、コツがわかります。
 http://www.youtube.com/watch?v=_uwr4P7HEhg

ミニ織り機

小学生でも楽しんで織物ができるようにした織り機です。
歴代の小学生たちが、できあがった物を
ポシェットや小さいテーブルセンターに仕上げています。
織り機のしくみは、人類の大きな発明です。
織りの楽しさは、男の子たちにとっても同じ。
笑顔で黙々と織り続けます。
これも、会で製作しています。
考案は、女子美大の学長だった柳悦孝先生です。

教材・教具紹介・・・授業で使ういろいろ。

綿の種  (参照:綿から糸を紡ぐ授業)

綿花は社会科にとって必須です。
私たちの着るものの半分は綿製品。
地理でアメリカ・中国・インドの農業を学ぶ時にも、
歴史で古代の税制や産業革命を学ぶ時にも、
最重要教材です。綿花を育ててみませんか?
ちょうど5月の連休明けが蒔き時です。
yazirusi日本綿業振興会でも扱っています。私たちでも。

綿花  (参照:綿から糸を紡ぐ授業)

綿花にまずさわってみてください。
子どもたちは、その感触にうっとりするでしょう。
やわらかい繊維の実の中に、種が包まれています。
種からは油がとれます。柔らかい繊維をねじれば、
綿糸ができます。
発芽をよくするには、2日ぐらい水につけておくこと。
育てるコツは、水はけと発芽・成長時の虫に注意。

力織機模型

私たちの会が誇る授業用「力織機模型」です。
産業革命では、綿工業の大量生産が始まりましたが、
その大量生産を、どの子も分かるように
一目で理解できるようにした模型です。
織り機の三次元の動きを、歯車やクランクを使って、
一か所動かせば再現できます。会員が作製しました。
売り物ではありませんし、会でも6台しかない
国宝級なので、知りたい方はお問い合わせを。

紡錘車(参照:綿から糸を紡ぐ授業

糸紡ぎの時に必要な道具です。
綿花だけではなく、麻、草の繊維に撚りをかけて、
糸にする時に使われました。人類が、着る物を身に
着けるようになって以来の、大切な道具です。
産業革命の時にも、この技術が革新をもたらしました。
紡錘車を使っての糸紡ぎの動画は
 yazirusihttp://youtu.be/QWL9ox9zLck

綿花の花と実(参照:綿から糸を紡ぐ授業)

ちょうど、8月ごろに咲く、綿花の花です。
そのとなりにあるのが、綿花の実です。
美しい花でしょう?花自体も不思議です。
朝は薄いクリーム、夕方にはピンクに花弁が変化します。
実は、10月過ぎにはじけて、中からワタが顔を出します。
はじけて乾燥する11月まで、辛抱強く待ってください。

小麦

子どもたちのほとんどが、作物の小麦を見たことが
ありません。人類の歴史で、重要な作物だった小麦。
世界地理でも、グローバル化でも、食糧問題でも、
今もその地位は揺らぎません。
小麦粉はどうやったらとれるのか?子どもたちと
探してみませんか。中学生でもびっくりします。
パンやうどん作りで実習すれば、笑顔の保証付きです。

粟(あわ)・キビ

江戸時代の人々が食べたといわれるひえ、あわ、きび。
今は、アレルギー食や健康のために、手に入りやすく
なっています。普通に水を足して、電気釜で炊けます。
量を食べると飽きてしまうので、
一人当たりおさじいっぱいで十分。
梅干し付きで食べれば、すばらしい中世や近世の食事です。
焼き畑栽培で、虫も付きにくく、救荒作物です。

スパイス

世界を変えたスパイス。その代表はコショウ。
他にもナツメグ、シナモン、ターメリック、クローブ
すべて熱帯アジア原産の品々。
イタリアのルネサンスを教える時も、
大航海時代を教える時も、
一人たった一粒のコショウを配ると
授業が一変します。忘れがたい授業になります。

カカオ豆

チョコレートの原料です。
皮をむくとチョコの強い香り。
中には固いチョコレート色の豆が入っています。
豆をすりつぶし、油とカカオマスを分離して、
砂糖とミルクを加えたものがチョコレート。
今も、第三世界の人々のプランテーション労働が
バレンタインデーを支えています。

こしょう・クローブ・シナモン(肉桂)

この三つのスパイスがおすすめ。
最もポピュラーなコショウ、…これは、辛さと香り。
クローブは、スパイスの中でも、高価で、
しかし身近です。漢方薬だけでなく、歯磨き粉の中にも
入っています。
その口直しに、木の皮のシナモン。
木の皮の驚きとかすかな甘さが実感できます。

石うす

小麦は、石うすがなくては食料になりませんでした。
石うすを回すのには、少し力が要りますが、
回すと自然に出てくる白い粉に、子どもたちは大興奮。
エジプトの貴族の墓からも、石うすの模型や
乾燥したパンまで、出ています。
貴重な品物になりました。日本人はこれで作った粉で、
うどんを食べましたね。

蚕のまゆ(参照:繭から生糸をとる授業)

蚕は、新緑の時期から育て始めます。
蚕のエサ・桑の木が芽吹く時期です。
育てるには、2か月くらい、桑の葉がたくさん要ります。
蚕の卵=蚕種も、インターネットで
手に入るようになりました。群馬県蚕糸技術センター
繭の糸取りは、下の「蚕の繭から糸取り」の
youtube動画でどうぞ

蚕のまゆから糸取り(参照:繭から生糸をとる授業)

絹糸は古代中国の発明品。以来美しい織物の
原材料でした。小学校では、蚕を育ててまゆから糸取りが、
最高の勉強になります。中学校や高校では、富岡製糸場や
映画「あゝ野麦峠」の勉強に、必須です。
生糸の輸出は、日露戦争の軍艦を買うための資金になりました。
繭の糸取りを授業でやるには、動画でどうぞ
http://youtu.be/fE4pBO-NFBg

さなぎの缶詰(参照:繭から生糸をとる授業)

蚕から生糸を取ったあと、最後にお鍋の中に残るのは、
さなぎです。このさなぎを、日本でも、内陸のたんぱく質を
とりにくい地方では、栄養源として、食べてきました。
その缶詰が、韓国で、売られています。
味付けは、しょうゆの薄味。缶詰は、大切な昆虫食を
大事にしてきたアジア人の証です。
映画「あゝ野麦峠」でも、女工さん達が食べていました。

蒸気自動車模型

産業革命をぜひ教えたい!そう考えた会の先輩たちは、
蒸気エンジンを探しました。
ようやく見つけた斉藤模型製作所のエンジンを利用して、
作った蒸気自動車の模型です。
これも30年来、お世話になっています。
小さいながらも、コップ半分の水で20分、
かわいらしく走ります。

蒸気船模型

ペリーの乗ってきた蒸気船団のうち、
本物の蒸気船は何隻でしょう?
当時の蒸気船は、黒い色は木造船にタールを塗ったもの、
ディズニーランドの蒸気船も、外輪船です。
ペリーのお面をかぶって登場すれば、拍手喝采。
水面で、実際に走らせて見せることができます。

蒸気機関で動く工場の模型

今、工場は電気で動きますが、
産業革命の時期には、工場はまず水車の動力で動き、
その後、蒸気機関で動くようになりました。
カタカタと動く旋盤、蒸気ハンマー、
プレス、ドリル・・・・工場のようすを、
思い描けます。人の大きさが小指くらいの模型です。

会製作の 蒸気自動車、一人〜数人乗り

産業革命を重視する私たちの会では、40年以上前から、
蒸気機関で動く教具を作り続けてきました。
一番の大作で、一番子どもたちが喜んだのは、
人間が乗れるこの蒸気自動車です。
部品は、斉藤模型製作所さんから購入しました。
試乗できます。博物館にてどうぞ。 
動画へ
 http://youtu.be/fyZJTXomEeU

化石(例:アンモナイト)

私たちは人類の歴史の前に、地球の歴史を学ぶように
授業してきました。神様の子ではなく地球上に哺乳類の
末裔として、生まれてきたことを、知るためです。
でも、子どもたちは化石や恐竜、そういう歴史が大好き。
特に、生き物の証拠が、石になった化石は垂涎の的です。
ぜひ、触らせあげてください。
化石人類は、とてもさわれないので。

周口店の地層=灰のあと(参照:北京原人と火の授業)

これは、周口店の地層から掘り出された灰のあとです。
数十年前に、東京で開催された北京原人展の、
パンフレットから接写しました。
子どもたちは、火を使った証拠とは何か?
と質問し、自問自答で、灰が残っているかも
しれないと言いました。授業が変わったとても
大事な教材です。

人類模型、例・北京原人
(参照:北京原人と火の授業)

写真では、上半身しかうつっていませんが、
実物大の模型です。数十年前にNHKから、
小型トラックでもらい受けてきました。
他に、原人・旧人・新人もあって、4体使います。
背比べや握手ができ、授業が盛り上がること、
まちがいなし。コピーを販売もしています。

秦の兵馬俑の写真

兵馬俑といっしょに、埴輪を教えます。
共通点は、気を付けてみればわかります。
同じような兵馬俑に見えて、身分・階級の違いが
あります。
古代国家には、どうしても兵士が必要でした。
軍事組織が必要だということを表しています。
他にも、貴族、馬、役人、音楽を奏でる芸人、・・・
兵馬俑にも、埴輪にも共通です。

はにわの写真

日本では、はにわ的美、素朴な芸術だとと、
とらえられているようですが、どうでしょうか?
殷の時代には毎日、殉死者が儀式のために必要でした。
秦の兵馬俑は、始皇帝のあの世(黄泉)での生活の
ための兵士であり、朝鮮にも殉死はありました。
魏志倭人伝や日本書紀にも、殉死が描かれています。

金印・模型

以前、博物館のショップで購入した物です。
年月がたち、さわり続けたところが、メッキが
剥げてきてしまいました。ただ、教材屋の作った模型と
違って、十分な重さがあること。
中国では、皇帝や王が、臣下に対して、
頻繁に印を拝受したようです。

編鐘の写真

古代中国では、儀式の中に、きちんと演奏することが、
決まっていました。
それを音楽というそうです。
今の音楽とは、全く違った意味ですね。
日本の銅鐸が、オリジナリティがあった独特のものだと
思われがちですが、鋳造の技術がどこから来たのか
そんなところからも、中国起源の文明が到達した証拠と
思います。

ピラミッドの写真

古代と言えば、ピラミッド。
エジプト文明は、ミイラのためか、
どの子でも、好奇心を持ってくれます。
この建造物が、どれだけの余剰で作られたか、
それが授業のキーポイントです。
農業で、たくさんの穀物が生産されてこそ、巨大建造物が造られました。

大仙古墳

古墳は、日本人にとって、とても身近な墓です。
どの地域にも、遠足で行く距離ぐらいの近さで、
古墳があったのではないでしょうか?
農業の技術は、土木技術を発達させ、ため池を作り、
灌漑用水路を作った。
生産と技術が高まった証拠として、古墳を見れば、
当時の人々の労働が思い浮かびます。
この次の時代の巨大建造物は、寺と大仏と、都(都市)です。

コロセウム

ローマ帝国の剣闘士闘技場、これがコロセウム。
この娯楽は、ローマ帝国中に流行しました。
コロセウムのミニ型は、トルコやアフリカ、スペインにもあります。
その残虐性が気になりますが、
パンと娯楽を与えておけばという政治のしかたも、
人間のさがを、考えさせます。
しかし、建物は美しい。誰が見ても世界遺産です。

映画『グラディエーター』

アカデミー賞を受賞した映画です。
昔の名画『ベン・ハー』にも、剣闘士は出てきて、
戦車競走をしますが、こちらは、ゲルマニアとの戦争、
アフリカのローマ帝国周辺、何より、コロセウムの使われ方が
よくわかるので、見せています。
一人の将軍が、奴隷となり、剣闘士として
誇り高く死ぬところも、子どもたちには、わかりやすいようです。

玄武・朝鮮の壁画から

古代日本と朝鮮半島、中国の共通点を探すと
いろいろなところで、見つけられます。
この壁画はキトラ古墳にそっくり。
四神の想像図も概念も、
みな中国・朝鮮・日本と伝わったルートです。
今は北朝鮮にあるので、見ることができません。
ただ、平山郁夫さんが、尽力されて、世界遺産に登録されました。

キトラ古墳の玄武

中国は、壁画館を作り、きちんと保存されているそうですが、
日本では、高松塚をはじめとして、
みな、カビに覆われ、美しい色も退色したり、
本当に悲しいことです。
それでも、昔の写真を使って、
米や麦や社会制度や思想や技術や…
そして人々が渡ってきたルートを思い浮かべるのは
ロマンです。

竹簡・模型

日本では、古代に税を納める荷札として、
木簡が使われていましたが、
それ以前の朝鮮や中国では、紙以前は、竹簡を利用していました。
竹簡に書かれた書物(紐でつなげて、巻物のように巻いた物)が、
発掘されて出土しています。
文字の歴史、特に漢字の歴史をたどる時に、
大量の文書を記録できた竹簡は、大きな役目を果たしました。
竹簡に、細い筆で、中国の昔の字を書いてみるのはどうでしょうか?

玉虫

異色の紹介ですが、玉虫。
例の「玉虫厨子」の虫です。わりに都市近郊の町でも、
玉虫はいるようです。
子どもたちに捜索を頼んだら、
2匹もその死骸を持ってきてくれました。
それを、フラワーアレンジメントのプラスチックに、
入れて保存しています。
ぜひ、あなたも、子どもたちに捜索を頼んでみたらいかがでしょうか。

映画「西部戦線異状なし」

テレビの画像をデジカメで映しました。
第一次大戦を描いた映画。アカデミー賞をとった名作です。
物語のすじは、ドイツ人学生だったポールが、
同級生たちと出征して、戦うようすが描かれます。
子どもたちの胸をしめつけるのは、友達が、
次々を命を落としていくこと。
白黒映像ながら、そのポールの悲しみや孤独が
子どもたちの胸を打ちます。共感する映画です。

書籍『戦争に反対する戦争』

第一次世界大戦で戦ったドイツ人著者が、
戦争の醜さを伝えようとして、当時出版した本を、
日本で同じように装丁して出版されました。
これも絶版ですが、ページをめくると、第一次大戦も、
いかに残酷な戦争だったかがわかります。
左の写真は目を爆弾でえぐられてしまった帰還兵。
著者は、本の出版だけでなく、同じ写真を自分の家に展示し、
戦争に反対する博物館としました。貴重な写真です。

植民地・色分け地図

作業用白地図。自家製。産業革命後の社会を理解するためには、
必須の教材。どこがどれだけ植民地を持っているか一目でわかる。
大英帝国も分かるし、フランス、ドイツ、スペイン、オランダ・・・
多くの先進国が、争って植民地獲得競争をしていた事実が、
この白地図で作業することで分かる。

映画『ライフ・イズ・ビューティフル』

多くの方がご存知の映画です。アカデミー賞をとった名作。
卒業間際に、社会科の最後に見せます。
歴史の中で生きる人々、それでも家族を守ろうとする男性、
父親の強さが、際立ちます。
生きるということは、こういうことだと感じてくれます。
自分を犠牲にしても、子どもを守るという父親や、母親の姿に、
子どもたち全員胸うたれます。
舞台はイタリア。陽気な明るさと、恋心と、笑顔がいっぱい。

毒ガス用防毒マスク

写真の物は、第二次世界大戦で日本軍が使った物のようです。
異様な形に驚きます。
毒ガスマスクは、第一次世界大戦から導入されました。
科学の進歩が、人間に大きな害を与えた、その証拠です。
映像にも、第1次大戦、第2次大戦、どちらも毒ガスのマスクは
出てきますので、臨場感が増します。
奇妙な形状に笑いを誘いながら、命の危険を感じる、非常に矛盾した
戦争の姿を伝えていると思います。

鎌倉・烏帽子の写真

鎌倉を発掘して出てきた烏帽子の写真です。
烏帽子の出土は、わりに頻繁にあるそうです。
しかし、この出土した時の、藍色?群青?の色の美しさと
言ったら、たとえようもありません。
一瞬で、その色は退色してしまったでしょうが、
鎌倉時代を伝える本物が、顔を見せた一瞬で、
そこを切り取った写真が、子どもたちを、感動させます。

ポッチチェリ『ビーナス誕生』

この画像は小さいですが、授業の時には、
プリンターのポスター機能を使って、黒板大にして、見せました。
本物の美しさは、たとえようもありません。
ルネサンスの人間賛歌は、スパイス貿易の果実、これがわかると
歴史のおもしろさにひかれます。

映画「おもひでぽろぽろ」

ジブリ映画のアニメーションです。
江戸時代の商品作物の紅花を教えるのには、どうしたらいいかと
探していて思い至ったビデオです。
主人公が山形の紅花の里に、働きに行って癒されるというお話です。
紅花の収穫のようすと、その後の紅餅の作り方の解説が良くて、
いつも使います。
紅花も栽培したことがありますが、花は一瞬だし、夏休み直前だし、
肥料はたくさん必要だしで、なかなか手がかかります。

紅花

今も紅は売られているそうで、京都の舞妓さんたちが、
使っているそうですが、大変高価なものらしく、
NHKの番組で紹介しているのを見せました。
一方、染料としての紅花の花弁は、なんとか手に入るので、
それを見せています。
ただし、発酵させているので、そのにおいたるや、
うぇ〜っとなるほどの物です。
しかし、これが、子どもたちには意外で、興味津々です。

伊藤博文の記念写真・ネットで検索して出てきた写真

年齢的には、高校生になるかならないかの時期でしょう。
生意気そうな顔をしていて、はだしが意外です。
お札の顔は、ひげを生やし、格好をつけていますが、
実は、彼は百姓の子。そして
左の写真のころは、武士を二人暗殺し、
イギリス公使館を焼き討ちするテロリストでした。
明治になって、多くの仲間が、いくさ、病、暗殺によって、
命を落とす中、ペリー来航の年、わずか12歳だった伊藤だけが
生き残り、朝鮮の植民地支配までを、見届けたことになります。
この写真から、激動の時代を生きたことが、
お札の写真よりも想像できます。

書籍『江戸のあかり』

岩波書店から出た歴史絵本です。
現在は絶版になっていますが、
とてもいい本なので、探してみるといいと思います。
江戸時代の商品経済がよくわかります。
大阪で、二毛作の作物として、菜種が栽培されたこと、
工場で、絞った油が、江戸まで運ばれて、
都市の住民の町の明かりに使われたこと。
ビデオで絵本の読み聞かせもいいでしょう。

江戸の明りセット

江戸時代に、菜種油が、夜の明りとして
使われていたことを、体験します。
うすぼんやりとした明りを囲み、
子どもたちは、癒され、和やかな雑談を楽しみます。
たった5分でも、当時の人々の暮らしを
想像する楽しみを実感できます。
ろうそくの方が高かったので、明るさ比べや
提灯体験もいいと思います。

糸車

小学校では、国語の「たぬきの糸車」として、よく知られています。
左の軸に、針があり、その軸を回すことで、綿に撚りをかけます。
インドで、ガンジーが紡いだのも、この糸車です。
産業革命の授業では、紡錘車、糸車を体験することで、
数々の紡績機械のしくみがよくわかり、大量生産を実感できます。
紡ぎ方は動画で  yazirusihttp://youtu.be/GMaveZYqjPM
販売もしていますので、お問い合わせを。購入はこちら

羊毛(原毛)

羊の毛ですが、刈り取ったままの原毛は、毛に糞や、草や、
泥がからみつき、とても汚れています。
中世のヨーロッパでは、衣服の原料は羊毛か、麻でした。
羊毛でも、毛糸を紡げます。
汚れた原毛を、中性洗剤で洗うと、真っ白になり
見慣れた羊毛に、変身します。その過程は感動的です。

黒曜石

黒曜石は、天然のガラスです。
日本でも、世界でも、狩りと採集の時代に、狩りの道具として、
矢じりに、ナイフに、使われていました。
黒曜石は、狩りの時代にも、世界中で交易され、
出土した黒曜石の道具が、どこからやってきたか、研究されています。
授業で使う場合には、必ずけがをする子が出るので、注意。
カケラが飛び散ると、大変危険ですので、割る実験は、
やらないほうがいいでしょう。購入はこちら

あわ (粟)

粟やひえは、やせた土地や、灌漑を必要としない土地で
栽培できたので、特に古代中国では、よく食料とされていました。
まるで、えのころ草そっくりで、
人類が、その粒を品種改良によって、大きくしてきたことが、
直感できる姿をしています。
雑穀は栄養もあり、米だけではない、多様な栽培が、
飢餓から救ったことでしょう。

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